アイディア集

アイディアについてまとめる。今後ブログを書く際に題材となりうるものである。 外山滋比古の「思考の整理学」を読んだ。そこでは、記憶したものを「醗酵させる」=更に価値を高める、ためには一度忘れる必要があると言っていた。しかし、どんぐりを埋めたリ…

レポートの書き方ーSB

厄介な課題が出た。 「あなたの興味の持った現象について、授業で扱ったモデルを利用して説明しなさい。」 この種の問題は非常に厄介だ。自分で問いを設定し、自分で解決する。シャドーボクシングといってもよい。タイトルのSBとはこれのことである。厄介す…

日本式の美

陶芸 私は所属している組織柄、陶芸に触れることが多い。日本の陶芸は非常に不思議で、世界的に見ても異端の存在である。 日本の陶芸 日本の陶芸において、茶道の影響は全てであるといっても差し支えないほど大きい。作風だけではなく、審美においてもそうで…

真理の揺らぐ現象について

正しさ 学問と捨象 現代の、抽象によって事象を部分的に観測する学問によって認められた正しさは、相対的なものである。例えば物理の初歩的な問題を例にとろう。 ある物体を投げたとき、その速度vは、v=gt-v0である。しかし、これは空気抵抗を無視し…

色即是空と記号論

記号論 記号 記号論といえばソシュールが有名である。彼の記号に対する理解はとても直感的でわかりやすい。しかし、ふと「それは記号の性質ではなくて観測者である我々の性質ではないのか?」と問いたくなるようなものでもある。 記号、(signifier)それは…

学問に関して

学問とは 学問 学問とは説明する行為である。何か物事が起こった時、それを説明する行為が学問である。理系・文系を問わず、すべてがそうであろう。論文と呼ばれる特殊な媒体はこのために書かれているし、学問と論文はほぼイコールで結ばれている。それ以外…

トロッコ問題について

トロッコ問題 あるところに壊れて暴走したトロッコがある。そのトロッコの行き先には5人の作業員がおり、このままではひき殺されてしまう。そのトロッコにはもう一つの行き先がある。その線路の先には1人の作業員がおり、トロッコの路線を切り替えて5人を救…

現象の間には「膜」がある。

論理的現象の間には膜が存在する。 この膜は処女膜ではない。いや、処女膜かも知れない。 結論。「私たちの意識が棲む論理空間というものは、論(世界を分割するもの)の数だけ膜で仕切られている」ということだ。この膜は当然メタファーであり、意味合いと…

思考/思想とは

思想は深まらず、脳は老化する。 思想とは何か 思想とは、結局のところ我々の頭脳のアウトプットする一連の情報の束に他ならない。様々に階層を設けられた情報は、隣接する階層のそれと関係性を持たされる。これが真と偽の属性に分化され、各々の人間に分け…

冷凍餃子が作れない

拝啓 あなたがこれを読んでいるとき、私は既に冷凍餃子が作れずに困っていることでしょう...... こんなくだらないことに仰々しい文体を使うなど、如何にもヘタレを主人公に据えるライトノベルの書き出しであろう。しかし注目してほしいのはその内容だ。左様…

天才を殺す凡人ーイノベーションについて

天才を殺す凡人 ある日、新宿紀伊国屋の店頭に積まれていたこの本を手に取ってめくってみたとき、かつての自分の気づきー今はもう無意識の水面下に沈んでしまっていた過去の発見ーを再び見つけることができたような懐かしい気持ちになった。その中の項目のい…

魅了する地名ー香港と表参道ー

はじめに 皆さんは香港についてどう思うだろうか。東洋の経済、政治、遊興の要であり火種でもある香港。わたしは最近になって中国語で香港について話す機会が増えてきたのに伴って、香港という地名の良さに心を奪われてしまった。 いい理由その1 発音 1平…

陶芸の備忘録1 土練り

目的 筆者はとある陶芸サークルに所属する大学生なのだが、コロナ禍(暇?)で大学が閉鎖されたため陶芸ができない。新入生も何人かはいるのだがまだ陶芸に関して何もできていない状況だ。そこで、腕が鈍っていくのは仕方ないとしてもせめてノウハウだけは忘…